続いてシャーシの加工をして行きます。
								まずは排気系の取り回しの修正を行いました。
								Minty_Zはツインマフラーを1本出しに変更している様ですので、こちらも合わせて修正してみました。
								シャーシ側にモールドされている中間タイコより後ろを削り取り、タミヤの3mmプラ棒に置き換えてタイコまで接続、タイコから出口まではL字のジョイントを作り、フジミのメタルマフラーのメガホンタイプを差し込んでみました。
							
							
							
								さて、クリブル号の製作した時点で発覚したトラブルを解説して行きましょう。
								バスタブをシャーシに接着し、ウィンドウをボディーに取付け、合体させた時に、どうも内装のどこかが干渉して持ち上がってしまう、というもの。
								フジミにはよくありがちなトラブルなのですが、今回のV35スカクーにも同様の症状が出てしまいました。
								図解をすると、ウィンドウパーツは①の部分でワイパーを取りつける部分の都合、ボンネットのラインよりも一段下がった位置に取り付く様になっているのですが、
								この部分がインパネに干渉してしまいます。
								更に②のシートの出っ張りの部分がウィンドウと干渉しています。
								②の部分だけならシートの角を当たらない様に削れば良いワケですが、①のインパネの干渉はそれでは解決ができないので、④のバスタブをシャーシから持ち上げているアシを削ることでバスタブの固定位置を下げることにしました。
								しかし、こうすると③のシャーシから飛び出したセンター部分がバスタブの底面に干渉してしまい、めいっぱい下げることは不可能。
								と言うことで、③のシャーシのセンター部分の出っ張りを削り、④のバスタブの足をカットして固定位置を下げることにします。
								と言うことで、加工をしてみました。
								③の部分は木工などに使う大きな金ヤスリをゴリゴリと押し当てながら、下が抜けるくらいまでの高さに削りました。
								コレがえらく大変な作業で、20分くらいゴリゴリと削っていました…。
								④のアシの部分はニッパーで半分くらいの長さにカットしてオシマイ。
								フジミ暗黒期のキットは流石にサクっとは作らせてくれません(笑)
							
							
							
								続いて内装の小物なんかもチマチマと。
								Minty_ZはシフトノブがBOSO-Styleよろしく、泡シフトノブに交換されているみたいなのでコレを再現してみました。
								適当な大きさに切り出したクリアパーツのランナーに1mmの洋白線を差し込み、瞬間接着剤で接着。
								乾いたところでリューターに噛ませてペーパーを押し充てて角を落とすなどして形成して行きます。
								最後にコンパウンドをクロスに付けてリューターブン回したまま磨けばご覧の通り。
								泡は入ってないけど雰囲気のあるシフトノブが完成しました。
								クリアターコイズに塗って完成です。
							
							
							
								チマチマと小物を仕込みつつ、内装も無事完成!
							
							
							
								右ハンドルを左右反転したインパネはセミグロスブラックで塗装し、コンソール周りをシルバーに塗装しました。
								コンソール周りのスイッチ類は黒に塗った後で白を筆にチョンっと含ませたものをチョンチョンっと点を乗せる様に描いてやると、
								スイッチ類の文字の雰囲気を出すことができて効果的ですよ。
								ステアリングはアオシマの走り屋パーツ(?)にセットされている物が実車Minty_Zが装着している「ナルディ・クラシック」に似ていたので移植をしました。
								今回はちょっと前に買ったアオシマのクニーズチェイサーから流用しました。その後に買ったMCR-Z33にも同パーツがセットされていたので、アオシマの走り屋系キットには割とセットされているんですかね。
								ブラウン→黒で木目書き込み→クリアオレンジで塗装してウッドステアリングの再現をしてみました。
							
							
							
								シートは当初はタミヤのZ33を流用する予定でしたが、シート後部の押しピン跡が結構深く、処理が大変そうと判断し、部品取りに買ってあったアオシマのMCR-Z33からノーマルシートを流用しました。
								シートベルトバックルはHobbyDesignの新作、市販車用シートベルトセットから流用しました。細かなレジンパーツですが、気泡もなく、キレイに抜けててコレはオススメです。
								また、足元には#180のペーパーを適当な大きさに切り出し、サフ→濃い目のグレーで塗装をしたフロアマットを貼り付けておきました。
								最近お気に入りの技法でよく使うのですが、お手軽で効果的な再現ができるので、コレは本当にオススメですよ♪
							
							
							
								シャーシはひっくり返さないのでテキトーでも良かったのですが、少しこだわって塗りを入れてみました。
								クリアオレンジと少しだけクリアブルーで焼き色を入れてみました。
								マフラーとミッションの間は黒のはすですが、面倒なのでシルバーのままになっています(笑)
								こだわってるのかテキトーなのかよく分かりません(笑)
								正に適当モデリング(笑)
							
							
							
								研ぎ出しの終わったボディーにも色を入れて行きます。
								まずは左右サイドのウィンドウ周りのみをマスキング。
								セミグロスブラックをザザザっと吹きます。
							
							
							
								続いてルーフフロント側のモールのみをマスキングしてセミグロスで塗装。
								ボディーの内側は一体のウィンドウが入るので、塗装してもほぼ見えなくなってしまいます。
								Aピラーの一部分だけをタミヤのエナメルのセミグロスブラックで適当に筆塗りし、はみ出した部分は溶剤でチャチャっと拭き取っておきました。
							
							
							
								ルーフの左右に入るモールは、塗装では再現せず、ハセガワのミラーフィニッシュのシリーズのつや消しブラックを適当なサイズに切りだして貼っておきました。
								こういう部分は塗装で失敗する確立も高いので、シール感覚でペタっと貼れて質感も上々なので、非常にオススメです。
							
							
							
								ドアミラーはキット付属の物は形状がおかしいので、アオシマのMCR-Z33からノーマル用の物を流用しました。
								Minty_Zは黒塗装の様なので、セミグロスブラックで塗装をしておきました。
								ミラー面は適当な手持ちのメタルインレットから流用を…と思ったのですが、やはりZ33の物しか合わなそうです。
								Minty_Zを作るつもりで買ってあったタミヤのZ33のは、既にクリブル号に使ってしまいました…。
								部品注文するのもなぁ…と色々と考えていたら、倉庫にもう1個タミヤのZ33があることを思い出し、急いで出して来ました(笑)
								しかし、部品取りに使ってしました2つのZ33はどうしたものか…(笑)
							
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