細かな部分の仕上げて完成を目指します。
	フロントグリルはメッキを落とし、セルグロスブラックでブラックアウトさせました。
	日産のエンブレムは削り取り、自作デカールで作ったインフィニティのマークを貼っておきました。
	バンパー左右のダクトは開口してあったので、0.3mmのプラ板の上にワークの黒い金網を貼り付けた物を黒で塗装し、隙間に挟み込む様に差し込んでおきました。
	ヘッドライトはMinty_Zのセンスに習ってブラックアウト化。
	元のメッキパーツにスモークをスプレーで吹いてトーンダウンさせ、エナメルのセミグロスブラックをブラシで吹き、メッキを出す部分のみ溶剤を含ませた綿棒で拭き取りました。
	またバンパー末端のウィンカーはクリアウィンカーとし、パーツの裏から大きめに切り出したミラーフィニッシュを貼り、そのままボディーにペタっと貼り付けて固定しました。
	ホイールは製作当初は19インチのステップリム(段付きリム)が見つからず、ストレートリムで妥協をしていたのですが、
	その後、同アオシマのジャンクションプロデュース系のVIPカーに付属する19インチのリムがステップリムであることが発覚。
	作りもしないジャンクションのセンチュリーを買い込み、リムだけ頂戴しました(笑)
	これで晴れてMinty_Zも装着していたVXS210を再現することができました。
	リアはジャンクションのリムに当初組み合わせていたファブレス・プロファンドのリムを組み合わせて増しリム化し、土管級深リムを再現しました。
	ジャンクションのステップリムの方が若干内径が小さい為、接合部が影になって継ぎ目が目立たないというオマケ付き(笑)
	ヘラフラ系カスタマイズに対する新たな手法が確立された瞬間の様な気がしました(笑)
	ウィンドウは黒フチ塗装前にハセガワのセラミックコンパウンドで外側、内側共にしっかりと磨いておきます。
	ペーパーは充てず、セラミックコンパウンドでザザザっと磨くだけですが、袋から出したままの状態と比べると、キズが付きにくくなりますし、何より透明感が全く違います。
	5分でできる作業ですから、是非お試しくださいませ(笑)
	あとは実車のMinty_Zを参考に、自作デカールをチャキチャキと作り、ササっと貼っておきました。
	ドアミラーは前述のアオシマのZ33用の物をそのまま流用していますが、ご覧の通り、超ピッタリ(笑)
	リアはこんな感じ。
	ちなみに今回もスミ入れはしていません。
	モールドをBMCタガネで貫通寸前まで彫っているため、スミを流さなくとも自然と陰影ができ、スミを強調する必要が無いのです。
	ただ残念ながら、本塗装時に深く彫ったモールドの奥まで塗料が届かず、奥の方が形成色の白がチラチラと見える状態だったので、
	スミ入れと同じ技法でボディーに近似色の色をエナメル塗料で作り、モールドに流しておきました。
	…コレってスミ入れ?(笑)
	別のアングルから。
	どうですか、この隙間(笑)
	10年前に作ったシルバーのと比較してみたのですが、ここまでの隙間は発生していないんです。
	無理やり引っ張って調整もしてみましたが、どうにも合わず…。
	やり過ぎてピラーが折れたら終わりなので、無理に修正は加えず、隙間たっぷりにしておきました(笑)
	リアの面だけでも切り離して別パーツ化しても良かったかもしれません。
	次回課題としますか(笑)
	テールライト、ナンバープレートを取りつけて…
	遂に完成!
	製作を開始したのが2月始めですから…約2ヶ月半くらいですか。ようやく完成することができました。
	方向性は違いますが、10年前に作ったノーマル号と並べることができました。
	しかし色々と手間の掛かるキットでした…。
	製作記初期にも書きましたが、キット発売当時は「割と良いキット」として話題だったV35スカクーですが、現在改めて作ってみれば、ま~トンデモなキットでした(笑)
	前後パンパ―が合わないなんていうのは想定内でしたが、内装が干渉してしまってシャーシを削ったのは今回の作業の中では一番苦労した部分かもしれません。
	しかし、10年前に一度構想をして実現しなかった左ハンドル化も現実化することができ、達成感のあるものとなりました。
	…とこんなことを書くと何かトンデモナイキットの様な気がしてしまいますが、フジミの暗黒期当時の他のキットに比べたら良作だと思いますし、何よりV35スカイラインとしては唯一のプラキット化です。
	難のあるキットであることは間違いないですが、フジミのキットは手を入れただけそれに応えてくれるキットが多いですから、じっくりと時間を掛けて楽しんでみてはいかがでしょうか?
	これにてV35スカイラインクーペの製作記は終了です。
	最後までお付き合い頂きありがとうございました!
	~本日の余談~
	友人HALクンの方はと言うと、ウチよりも1カ月以上も前に完成させていました。
	Mr.カラーの新色を試しに塗ってみたとのことですが、日産純正色の「ミッドナイトパープル」よろしく深みのある怪しげな色です。
	ウレタンクリアの放つ光沢感は素晴らしく、自分もウレタンクリアに乗り換えようかなぁ…といつも悩んでしまうほど。
	でも自分にはラッカードバ吹きがお似合いなんです(笑)
	作例は基本的には素組み、ホイールをフジミのニスモホイールに交換し、例の内装による車高の持ちあがり問題の対策として足回りの調整を行っているそうです。
	そしてV35スカクー完成後には、タミヤのR34をこれまたマッハな作業スピードで仕上げて持って来てくれました。
	これまた素晴らしいフィニッシュに魅了されてしまいました。
	こちらも基本的には素組みで、キット内に付属するオプションパーツのニスモホイール、マフラー、GTウィングをチョイスしたそうです。
	真っ白なホイールがブルーメタリックのボディーカラーに映えますね。
	コレを見た後にタミヤのR34をポチってしまったのは言うまでもありません(笑)
	R34最後の限定モデル、ニュルVerでも作りましょうかね(笑)
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