クリア吹きから約一ヶ月半。そろそろ存在すら忘れつつあったインサイトですが、充分に・・・いや充二分に乾燥時間を取ったので、そろそろ研ぎ出しでもして行きましょうか(笑)
								冬場ということでいつも以上に乾燥には時間を取ってみましたが(その間にお手付きが多数進行しましたが(笑))、そのお陰でしっかりと枯れた地肌となりました。
								遠目に見ると結構光っている様に見えますが・・・
							
							
							
								ルーフはご覧の様にしっかり枯れ果ててカサカサになっております。
							
							
							
								Cピラーのこのアングルが分かり易いですね。
								ガッツリと研ぎ出しをしてピカピカの地肌にしてやるとします。
							
							
							
								まずは#2000のペーパーで平面を出して行きます。
								凹凸が無くなるまでしっかりと、さらにはそれ以上に平面を出すつもりでガシガシとペーパーを充てて行きます。
								サフの段階でできるだけしっかりとペーパーを充てておくのは、このタイミングで角(地肌)を出さない為なのです。
							
							
							
								どのくらいペーパーを使うのか?
								ざっとこのくらい(笑)
								ペーパー掛けは、番手の低い#1200や#1500から始める方もいらっしゃいますが、私は#2000からスタートをする様にしています。
								細かい番手から始めれば、当然時間は掛かりますが、不必要に削り過ぎたり傷を付ける可能性も避けることができるので、できるだけ粗目のペーパーは使わない方が良いかもしれません。
								短時間で仕上げるか、時間を掛けてやるか、お好みの方法を試して頂ければと思います。
							
							
							
								続いてコンパウンドでの磨き作業です。
								まずはタミヤの「荒目」を使ってガンガンと磨いていきます。
								荒目とは言うものの、一番基礎になる地なので、できるだけ平滑感が出るように、「荒目のコンパウンドで出せる光沢の限界」まで磨き込んでやると良いと思います。
							
							
							
								続いてタミヤの「細目」で磨いていきます。
								光沢にどんどん深みが出て来ます。
								蛍光灯の写り込みがハッキリして来ましたね。
							
							
							
								最後はハワガワの「セラミックコンパウンド」で仕上げます。
								最初はクロス(磨き布)に付けて磨き、最後はクロスは使わず「指」だけで磨いていきます。
								仕上がりはご覧の通り!ヌメヌメとした平滑感のある光沢が得られました。
							
							
							
								仕上げにハワガワの「コーティングポリマー」をこれでもかと擦り込んで研ぎ出し完了!
								皆さん研ぎ出しにはどのくらい時間を掛けられるでしょうか?
								今回はペーパー充てのタイミングから約4日(1日1.5時間くらい×4日)掛けました。
								一晩で仕上げることも当然可能ですが、一晩置くことで、現状に慣れてしまった目をニュートラルに戻すことができ、翌日改めて見た時に「もっと磨けるな」と思うワケです。
								これを数日繰り返すことで、納得の行く光沢を出すことができます。
								なにより研ぎ出しって結構疲れますから、分業できて体力的にも丁度良いと思うんですよね(笑)
							
							
							
								枯れ枯れだったCピラーもご覧の通り、ヌメヌメとしております(笑)
								研ぎ出しをしていると「光沢を出したい面」が湧いて来ると思いますが、最近自分がこだわってるのがCピラーだったりします。
								当然全体的な光沢は必須ですが、特に光を受け止めるCピラーやフロントフェンダー周辺、ボンネットは念入りに磨きを行っています。
								あるプロモデラーの方は、「カーモデルは工業製品だ」と言っていたそうですが、丹精込めて磨き上げた光沢のあるボディーはひとつの「作品」なんじゃないかなぁ~?と思う今日この頃です。
							
							
							
								ボディーの磨きも終わったので、細かいパーツの準備をして行きます。
								まずはテールライト。左右が補強板でくっついていたのを切り離し、内貼りから外貼りできる様にしました。
								また、補強板切り離し時に余分な出っ張りがあったので、削り取り、#2000のペーパーで均し、コンパウンドで磨き直しておきました。
							
							
							
								マスキングをして塗装をすればご覧の通り。
								もともとのパーツもクリアレッドで塗装はしてあったのですが、塗装自体が色が薄いので、リペイントをしてやった方が良いです。
								なおクリアレッドはガイアカラーのクリアレッドを使用しています。
								Mr.カラーのクリアレッドは、数年前の成分変化時(フタが凸じゃなくなった時)に材質が全く変わってしまった様で、従来のクリアレッドの色味が出ません。
								クリアオレンジも同様です。旧Mr.カラーの色味をお求めの方は是非ガイアカラーをお試しください(笑)
							
							
							
								ヘッドライトもテールライト同様、内ハメから外ハメに変更。
								出っ張りをカットし、ペーパーで整えてからコンパウンドで磨いておきました。
								フチは油性ペン(マッキー)でなぞっただけですが、お手軽にゴムの再現ができました。
							
							
							
								ヘッドライトのリフレクターはギラギラメッキをスモークを吹いてトーンダウンさせ、バルブをクリアブルーに、ウィンカーの部分はクリアオレンジで筆塗りしておきました。
							
							
							
								フォグランプは外ハメですが、取付用の凸部が非常に目立つので、カットをして裏からメタルックを貼っておきました。
								あえてメタルックを使ったのは、メッキ箔を貼った後の余白部分の切り出しのし易さを考慮してです。
								ハセガワのミラーフィニッシュの方がメッキの質感は強いですが、材質がビニールの様に伸び、カットする際に結構力を入れて切る必要がある為、パーツを傷付けてしまわない様に、カットが容易なメタルックを貼り込んでおきました。
								適材適所なマテリアルチョイスも大切です。
							
							
							
								続いてグリル部分。
								ノーマルの実車はガンメタに塗られている部分で、先に作ったブリリアントスカイメタリックのインサイトはガンメタに塗ったのですが、今回はメッキ調にしてみることにしました。
								実車用の社外パーツでもメッキの物が出ているそうなので、アクセントになって良いかなぁ~と思いチョイスをしてみました。
								このパーツを見ていたら、何となくゴルフⅤのR32やジェッタを連想したもので・・・(笑)
								適当なサイズに切り出したハセガワのミラーフィニッシュをグイグイっと伸ばしながら曲面に馴染ませました。
								フチの方にシワが寄っちゃいましたが・・・まぁいいや・・・(笑)
							
							
							
								足回りもぼちぼちやって行きます。
								まずはホイールリムから。
								元のワイヤースポークからワイヤーの部分を削り取ったので、その断面のプラの地肌が丸見えになってしまっているので、これまたハセガワのミラーフィニッシュを2mmの幅に切り出した物を貼り込みました。
								仕上げにザザっとスモークを吹いて完了。
							
							
							
								スポーク部はガンメタに塗装し、ハブキャップの部分はミラーフィニッシュをパンチで抜いた物を貼っておきました。
								何となく
rotiform(ロティフォーム)の
「forged race sjc」に似ている気がして来たので(似ているだけ)、rotiformということにしておきます(笑)
								写真を撮り忘れましたが、ブレーキはフジミの別売りホイールセットによく付属しているブレンボのを使います。
							
							
							
								ウィンドウはフロントとサイドが一体形成されているのですが、コレが取付時にボディーをかなり広げないと入らない為、組み立て時にボディーを破損させない為に、各場所ごとにエッチングソーで分割しておきました。
								丹精込めて仕上げたボディーがこんなことで痛めてしまってはたまらないですからねぇ(笑)
							
							
							
								マフラーはホームセンターで1mくらいの長さで売っているアルミパイプ曲げて作ってみました。
								外径3φ、内径2φです。
								今回はBOSO-Styleを意識して、跳ね上げ式のツインマフラーにしてみました。
								奥が磨く前の状態、手前が荒目のコンパウンドで磨いた状態です。
								更に細目のコンパウンドで磨いてスモークを吹きつければ、金属でしか出せない質感が得られます。
							
							
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