
前作V35を立て続けに2台作ったことで、日産がマイブームになった様で、在庫として積んでいたZ33の製作を開始しました。
ベースとして選んだキットは、アオシマ製の07'350Zのキット。
特徴的なモッコリボンネットの付いた後期型に左ハンドル用のパーツがセットされたキットで、限定販売されていた様で、ホットステージさんにて水揚げして来ました。
個人的にはUSDMよりもJDMの方が好きなもんですから、作るなら左ハンドルと決めていました。
米国圏(アメリカ本土、ハワイ、グアム)へ旅行された経験のある方なら何となく分かると思いますが、日本と同じ車でも、海外で見る左ハンドルの日本車というのは非常に斬新であり、とてもcoolに見えるものなのです。
私も上記3国は旅行で行ったことがあるのですが、そこで見掛けたアルテッツァ(レクサスIS300)やシビック(EK、EGなど)は、日本で見掛けるよりも何故か活き活きとして見えたのでした。
特に90年代後半にグアムで見掛けた、タイプRのエアロを取り付け、車高を下げ、黒の鉄チンを履いてサンルーフを空けて爆音で掛け抜けて行った黄色のEK3~4シビックは印象的に記憶に残っています。
そんな経験から、ヘラフラ系ブームというのは自分にピッタリと来る物があったのかもしれません。
さて、キットの方はサクっと作ろうと思い製作を開始したのですが、どうもノーマルのフロントバンパーの迫力が足らない。
向こう(米国)ではリップスポイラーを装着するのがZ33定番のJDMスタイルの様ですが、パテをコネコネすることが嫌いなワタシ的に、他のキットからの流用を考えました。
たまたま製作を始めた頃に発刊した「STANCE MAGAZINE」にニスモバンパーを装着した個体を発見。フルエアロとして組まず、バンパーだけ流用するというスタイルに惹かれ、
ニスモのフルエアロの入っているMCRバージョンを買って来て、バンパーを移植しました。
ニスモバンパー自体、北米用は左右にウィンカーが埋め込まれている為、形状が違いますが、レアなJDMパーツを盛り込んだゼ!という妄想仕様です(笑)
その他ではキットに付属していたマッドガードをリアのみ取り付けました。このマッドガードもJDMカスタムでは定番パーツの様です。
ボディーカラーはZ33=オレンジと言う謎の固定観念でオレンジに塗ろうと決めていたのですが、タミヤの86を作る予定で調色してあったオレンジメタリックを塗ってみました。
厳密に言えば、前期型のオレンジはゴールドっぽいオレンジ、後期のオレンジは白味掛かったパールのオレンジなので、色としては間違っていますが、コレはコレで良い色味となりました。
逆に86に塗るには明る過ぎたということも発覚。86用のオレンジメタリックはまた調色し直します…(笑)
ホイールは前作G35に続き、VIP ModulerのVXS210をチョイス。G35と全く同じ手法で作成し、今回はシルバーに塗ってみました。
その他では、マフラーはMCRのキットから流用、シフトノブのさかつうのボールタイプに変更、ステアリングは適当なジャンクパーツからレーシーな物をチョイスしてみました。
車高調整は例によってキットの足回りを手曲げしたり爪楊枝シャフトなどのテキトー仕上げです。
さて、アオシマのZ33のキットですが、前後ライトカバーの合わせが非常に悪いです。
前後共にあちこち削って調整をしましたが、リアはそれでも接着後にまち浮いて来てしまい、ピタっと持って来ることができませんでした。
ボディーは前後バンパー、サイドステップ、ボンネットと、バリエーション展開に対応する為にこれでもかと分割されていますが、合わせは非常に良好でした。
前作でV35スカクーを作った後なので余計にそう感じたのかもしれませんが…(笑)
また、形成色が赤だかオレンジだかのメタリック色だったのですが、コレが実に作業のし辛い色の形成色でした。
それ以外は適度なパーツ点数でリアルに再現された内装、少ないパーツで組み上がる足回りなど、総合して良いキットだと感じました。
今回製作に使用した北米仕様は限定販売だった為、現在では入手がなかなか難しい状態の様です。
また、Z33のキット自体、中期2種類(ノーマル、オプション版)、後期3種類(ノーマル、北米、オプション版)、ニスモ、ニスモパトカー、トップシークレット、MCRと結構バリエーションがあるのですが、
チューニング系はよく見掛けるものの、ノーマル系に関しては最近あまり見なくなって来た気がします。
最近意欲的にちょい古めのキットを再販してくれているアオシマさんですから、Z33後期も左ハン用パーツをセットして、今度は白の形成色で再販して欲しいですね。
できれば前後ライトの合わせ具合も修正してくれたら嬉しいな(笑)